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フリーランスは賃貸の審査通過が難しい?審査通過のポイント

2021.08.17

「フリーランスは入居審査に通過しにくい」と聞いて引っ越しに尻込みしている方もいるのではないでしょうか。

フリーランスであっても、しっかりと収入を証明できれば賃貸を借りることはできます。
しかし、入居審査の際にはいくつか大切なポイントがあるため、このポイントを押さえることが重要です。

フリーランスが審査に通りづらい理由や、審査に必要な書類についてご紹介します。入居審査で重視されるポイントを知って、快適な住生活を手に入れましょう。

フリーランスが賃貸の審査で不利だといわれる理由

一般的にフリーランスや自営業者は、会社員よりも「賃貸の審査が通りにくい」といわれています。
ではなぜ、フリーランスは賃貸の審査が通りにくいのでしょうか。

賃貸物件を借りている間、借主は毎月決められた家賃を支払い続けなくてはならないため、入居希望者の支払い能力が重要視されます。

フリーランスは、一定の収入を保証されている給与所得者と違い、安定的に収入を得られる保証がないので、会社員以上の収入があっても審査が通りにくいのです。
ちなみに、節税目的で経費を多く申告している場合、年間収入が少なくなるため、さらに審査が通りにくくなります。

つまり、“家賃を支払う能力がある”ことを証明する必要があるため、「課税証明書」「所得税納税証明書」「確定申告書の控え」といった収入証明書を用意することが重要です。


創業1年目は審査が厳しい

入居審査で重要となる家賃の支払い能力は、収入証明によって判断されます。
フリーランスや自営業1年目の場合、過去の収入を証明することができないため、通常よりも審査が厳しいです。

創業1年目で物件を借りる場合、
半年~1年分の家賃相当額の貯金残高がある
直近3ヶ月~半年ほどの収入を証明する書類を提出
などの場合、一定の支払い能力があると判断してもらえることもあります。

ただし、最終的な判断は貸主(大家)に委ねられるため、フリーランスに寛容な貸主を見つけることが重要です。
フリーランス向けの不動産サービスを利用するのも一つの手でしょう。

  1. 半年~1年分の家賃相当額の貯金残高がある
  2. 直近3ヶ月~半年ほどの収入を証明する書類を提出


フリーランスの賃貸入居審査に必要な書類

フリーランスは、収入が安定していないと判断されやすいため、収入証明書を用意することが重要です。
ここでは、代表的な収入証明書についてご紹介いたします。

課税証明書

所得を証明したい年の1月1日時点における、住所地の市区町村役場で手続きを行います。
マイナンバーカードがあれば、コンビニで発行することも可能です。

また、住民税の課税額は毎年6月上旬に決定するため、1月~5月の間は2年前の収入が証明されることになります。

手数料:300円(自治体により異なる)
必要なもの:本人確認書類(運転免許証・マイナンバーカードなど)/印鑑

所得税納税証明書

所得税納税証明書とは、納付済みや納付すべき税額が記載されている書類です。
ただし、税金の未納歴も記載されるため、場合によっては不利になることもあります。

所得税納税証明書の取得方法
納税した地域の税務署窓口で手続きを行います。
マイナンバーカードがあれば、オンライン申請システム「e-tax」で発行することも可能です。

手数料:400円程度(記載内容・申請方法によって異なる)
必要なもの:本人確認書類(運転免許証・マイナンバーカードなど)

フリーランスの賃貸審査のポイント

フリーランスの方が入居審査をクリアするには、必要書類を揃える以外にもいくつかポイントがあります。
では、どういったポイントを押さえれば審査が通りやすくなるのか、見ていきましょう。

収入に見合った物件を選ぼう

「家賃を支払えること」が賃貸を借りる条件なので、収入と家賃のバランスが重要視されます。
一般的には、月収の30%以下が目安とされていますが、フリーランスの場合はこれより低い割合の賃貸を選ぶのがおすすめです。

というのも、給与取得者と違って、フリーランスは一定の収入を保証されているわけではありません。
また、収入からは税金や保険料が差し引かれますし、経費などで一時的に大きな出費が発生することもあります。

そのため、フリーランスは「手取り月収の20~25%程度」を目安に物件を選ぶと良いでしょう。

信用度の高い保証人をつけよう

滞納分の家賃回収が難しい場合、その損害は連帯保証人に請求されることになるため、審査では連帯保証人も重要なポイントです。

連帯保証人の審査では、「借主との関係性」と「保証人の収入状況」が見られます。
よって、賃貸を借りる際は、親や兄弟などの近い親族かつ、安定的な収入のある人物に保証人を頼みましょう。

保証人を依頼するのが困難な場合は、保証会社を利用するのがおすすめです。
ただし、すべての賃貸物件で保証会社を利用できるわけではないので、保証会社利用可能な物件に絞って探すと良いでしょう。

料金は保証会社によって異なりますが、一般的には契約時の初回保証料が50%~100%、入居後1~2年ごとに1万円程度の更新料がかかります。

クレジットカードを滞納しないようにしよう

賃貸契約の際に信用情報機関や保証会社を通す場合、過去にクレジットカードを滞納していると審査に通りにくくなります。

信用情報機関に滞納や多重債務といったネガティブな情報が登録されると、5~10年は消えません。
滞納した経験のある方は、カード情報を審査しない保証会社や管理会社の中から物件を探しましょう。

ちなみに、数百円~1,000円程度の手数料はかかりますが、開示請求手続きを行えば、現状を確認できます。

服装や態度で好感度を高めよう

入居の最終的な判断は貸主が行うため、周囲とトラブルを起こしそうな印象を与えると、敬遠されます。

清潔感のない服装や威圧的な態度は、不動産会社のスタッフに悪印象を与えるため、身だしなみを整えた上で節度ある行動を心がけましょう。

フリーランスの賃貸審査は、準備が肝心

フリーランスは収入が不安定と判断されやすいため、会社員よりも審査が厳しいです。
特に、フリーランスとして稼いだ実績を証明できない1年目は、審査が通りにくいので、在職中に引っ越しを済ませておきましょう。

また、入居審査で必要となる「課税証明書」や「所得税の納税証明書」は、課税額が決まっていないと取得することができないため、確定申告が必須です。

したがって、2年目以降は安定した収入を証明できるよう、毎年必ず確定申告を行いましょう。