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フリーランスライターの年収をジャンル別に解説!

2021.03.19

フリーランスライターは、未経験でも始められるため、人気の高い仕事です。

フリーランスライターを目指す人も増えていますが、「フリーランスライターは稼げない」という声も多々あり、フリーになるか悩んでいる人も多いでしょう。

そこでこの記事では、気になるフリーランスライターの平均年収や稼げるジャンル、年収をアップさせるためのポイントについて解説いたします。

フリーランスライターは会社員ライターより年収が低い!?

近年ライターとして活躍する人が増えていますが、フリーランスと会社員ではどの程度年収に差が出るのでしょうか。

ここでは、正社員ライターとフリーランスライターの年収についてご紹介いたします。

正社員ライターの平均年収

正社員ライターは、企業から毎月一定額の給料が支払われます。平均年収は400万円~600万円程度です。

マイナビ転職「2020年版 職種別モデル年収平均ランキング」で年収を見てみると、
コピーライター……538万円
記者・ライター……445万円
となっており、商品パッケージや雑誌など広告のキャッチコピーを考える「コピーライター」や、取材・原稿作成を行う「記者」は、ライターの中でも年収が高い傾向にあります。

また、取り扱い説明書やマニュアルを作成する「テクニカルライター」の平均年収は、400万円~500万円程度。

ただし、正社員としてライターの仕事を行う場合、所属する企業によって収入は大きく異なります。

特に、未経験でライターの仕事をする場合、300万円を下回ることも。

安定的に収入を得ることはできますが、正社員だからといって「必ずしも高い給与を得られる」とは限りません。

フリーランスライターの平均年収

フリーランスライターの場合「案件ごとにいくら」で報酬を得るため、本人の経験やスキル、仕事量などによって収入が変わります。

フリーランス協会が発表した「フリーランス白書2019」によると、文筆系の年収は、
200万円未満……32.0%
200万円~400万円未満……26.9%
400万円~600万円未満……21.5%
600万円~800万円未満……8.2%
800万円~1,000万円未満……5.5%
その他……5.9%
となっています。

イラストレーターや翻訳、通訳なども含まれますが、なんと、フリーランスライターの3人に1人が200万円未満。

日本の平均年収が430万円程度であるため、年収で比較すると「フリーランスライターの収入は低め」と言えるでしょう。

しかし、フリーランスライターの中には、年収1,000万円超えの人がいるのも事実です。

フリーランスライターの年収は個人差が大きいですが、知識やスキルを磨けば会社員時代よりも高い収入を狙える仕事と言えるでしょう。

ライターの世界は格差社会!?

参考:フリーランス協会「フリーランス白書2019」

ではなぜ、ライターによってこれほど収入の差が出るのでしょうか。

収入に大きな差が出る理由のひとつに「月の平均勤務時間」が挙げられます。

フリーランスとしての月の平均勤務時間を見てみると、時短社員程度となる60時間~140時間が全体の32.5%、60 時間未満のすきまワーカーは21.2%です。

半数以上が月140時間未満であるため、年収が低くなるのも当然でしょう。

経験やスキルはもちろんですが、「正社員かフリーランスか」「フリーランスあればどの程度働くか」によっても大きく変わってくるため、年収に格差が生じるのです。

WEBライターは年収が低くなりがち

一般的に、紙媒体のほうが高めの報酬を設定されているため、フリーランスとして働くWEBライターの年収は低い傾向にあります。

というのも、副業サイトやクラウドソーシングサイトでは、ライターとしての経験やスキルを問わない案件が多く、チャレンジしやすいからです。

時間も場所も選ばず、資格も要らないWEBライターは、会社員の副業や主婦・学生のお小遣い稼ぎとしても人気が高いため、単価を安く設定しても人が集まります。

経験の浅いライターに発注する場合、「1文字0.1円~1円」と極めて低く設定されているため、なかなか収入が伸びないのです。

このような、初心者でもできる案件を多くこなしていても、ライターとしての価値は上がりにくいですし、収入面の期待もできません。

そのため、ライターとして高収入を狙うのであれば、差別化を図る必要があります。

高収入を得ているライターは、

  1. 専門知識がある
  2. 新しい分野のライティングができる
  3. SEOやコピーライティングの知識を持っている
  4. 拡散力がある
など、強みがはっきりしているもの。

こうしたポイントを踏まえながら仕事をしていけば、ライターとしての価値を高めることができるでしょう。

フリーランスライターが稼げるジャンルとは?

単価の高いジャンルはある程度決まっているため、ここではフリーランスライターが稼げるジャンルをご紹介いたします。

専門知識があるかどうかが分かれ目

どういったジャンルの案件を請け負うかによって収入が変わるため、フリーランスライターとして高収入を狙うのであれば、報酬の高いジャンルを選びましょう。

例えば、
  1. 医療
  2. 士業
  3. 金融
  4. 不動産
  5. 転職
は、文字単価2円以上の案件も多く存在する「稼げるジャンル」です。

こうした世間の関心が高い分野は、記事を足掛かりとした流入も増加しやすく、サイト運営者が儲かります。

通常、利益率の高いサイトは、その分ライターへの報酬も高く設定するため、サイト運営者が儲かるジャンルを選ぶとライターも稼ぎやすくなるのです。

また、人々の関心が高くても専門知識が必要な場合、書ける人が少ないため、当然報酬は高くなります。

稼げるジャンル1:医療

介護や病気、健康維持に関する内容は人々の関心事も高いですが、医療は人の命に関わってくるため、専門知識が求められます。

「医療業務経験者」「医師・看護師資格」などの条件を設定している案件も多く、単価も通常より高め。

医療に関する資格や経験があれば、ライターとしてのスキル・経験がなくても高収入を期待できます。

稼げるジャンル2:士業

士業とは、弁護士や税理士、行政書士といった、資格を持っていないとできない専門職です。

税金や法律など専門知識が必要なジャンルの資格を持っていれば、高い報酬の案件を獲得しやすくなります。

また、資格がなくても「大学で専攻していた」などの場合、採用される可能性もあります。

稼げるジャンル3:金融

保険やFX、クレジットカード、投資などの金融系は単価が高いです。

お金回りの話題が消えることはありませんし、注目度も高いため、しっかりとした知識を有していれば、安定的に稼ぐことができます。

ただし、仮想通貨に関する記事は一時期よりも減っているため、金融系の中でも流行り廃りがあることは念頭に置いておきましょう。

稼げるジャンル4:不動産

不動産関係も単価が高いです。

住宅ローンや売買などある程度知識が必要となることから、多くのライターが敬遠しがちなジャンル。

しかし、調べながら書くことができるジャンルでもあります。

不動産系は、案件も多く安定的に稼ぐことができるため、興味のある人は積極的に挑戦してみるとよいでしょう。

稼げるジャンル5:転職

転職系のジャンルは常に一定の需要があるため、案件も多く単価も高いです。

専門的な知識を求められることは少なく、転職経験者は自分の経験を活かして書くことができます。

転職に対する抵抗がなくなった近年、転職者は増加傾向にあるため、安定的に稼ぎたい人は転職系のジャンルが狙い目でしょう。

フリーランスライターが年収をアップさせるには

フリーランスライターは、仕事量によっても収入が変わるため、書くスピードを上げることが重要です。

しかし、それだけでは限界があるため、年収をアップさせるには単価の高い案件を獲得することがポイントとなります。

専門知識を身につける

Googleは、
  1. 専門性(Expertise)
  2. 権威性(Authoritativeness)
  3. 信頼性(Trustworthiness)
に基づいてページの品質評価を行っているため、この「E-A-T」はSEO対策に欠かせません。

「E-A-T」をクリアするには、正しい知見を持った人がライティングする必要があるため、専門知識を有するライターは報酬が高くなります。

「働いていた業界の知識や経験を活かす」「専門性の高い分野の資格を取る」など、知識を身につければ、単価の高い仕事も取りやすくなり年収アップに繋がるでしょう。

SNSなどで拡散効果を売りにする

気軽にチャレンジできるライターは、副業やお小遣い稼ぎなどで人気が高い仕事です。

そのため、数あるライターの中から抜きんでた存在になるには、ライターとしての価値を定量的に判断できるフォロワーを増やすこともポイント。

開設したブログやFacebookなどの読者・フォロワーが増えていけば、拡散力の高いライターとして付加価値が付くため、高収入に繋がります。

アフィリエイトやブログで稼ぐ

ライティングスキルを磨く方法のひとつは、サイトやブログを開設し、定期的に継続して記事をアップしていくこと。

ライティングに慣れている人とそうでない人では、読みやすさやスピードに雲泥の差が出ます。

また、自分のサイトを収益化させておけば、スキル向上を図りながら報酬も得られますし、ポートフォリオ代わりにもなるため、損にはならないでしょう。

ブログがきっかけで仕事を依頼されることもあるため、問い合わせフォームを設置しておくと機会損失を防げます。

ライティングにこだわらず仕事を広げる

フリーランスライターは非常に多いため、安定的に仕事を得るにはライティング以外のスキルを身につけることも重要です。

例えば、講師や編集・ディレクション、取材などの業務ができるようになれば、「ライティングのみの案件」よりも単価の高い案件を獲得することができます。

対応業務の幅が広がれば必然的に対応できる案件も増えますし、報酬の交渉もしやすくなり、収入アップに繋がるでしょう。

ライティング以外のスキルを磨いていこう

在宅で気軽に始められるフリーランスライターは、副業や主婦・学生のお小遣い稼ぎとして人気の高い仕事です。

しかし、その分競争率は高く単価の低い案件も多いため、決して楽に稼げるわけではありません。

本業でフリーランスライターとして生計を立てるには、専門知識や経験・人脈を持つ努力が必要です。

自分の知識・経験を発揮できるジャンルで、正しい知見からライティングを行っていきましょう。そうすれば必然的にあなたの評価も上がり、収入に繋がっていくはずです。