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フリーランスWEBディレクターの年収は?価値の高いスキルは?

2021.04.07

WEBディレクターの平均年収は、サラリーマンで440万円、フリーランスで400万円~と言われており、必ずしもフリーランスになったから稼げるというわけではありません。

ただし、会社員では最大年収が870万円程度と天井が見えているのに対し、フリーランスでは1,000万円以上稼ぐ人がざらにいます。

今回は、WEBディレクターの年収について詳しく掘り下げてみましょう。

WEBディレクターとは

WEBディレクターとは、企画から制作、サイトの公開に至るまでの一連の工程に携わる「WEBコンテンツ制作の責任者」です。

具体的には、

  1. 企画段階…クライアントの依頼内容確認/コンテンツの企画・提案/概算の見積もりなど
  2. 制作段階…要件定義/UI(ユーザーインターフェース)等の仕様策定/ワイヤーフレームの作成/進行管理・調整など
  3. 納品段階…要件定義の検証/バグや欠陥の発見・修正/納品/保守・運営
といった仕事を担当します。

また、WEBディレクターは、サイトの品質を保持・向上させる役割を担っており、運用中のサイトの更新作業やSEO対策、アクセス解析など、多岐に渡ります。

WEBディレクターは、リーダーとして制作スタッフと連携していくため、
  1. マネジメントスキル
  2. SEOやマーケティングの知識
  3. データ分析
  4. アクセス解析
  5. WEBデザインの知識
  6. コーディングに関する知識
などの様々な知識が必要です。

サラリーマンとフリーランスWEBディレクターの年収比較

WEBディレクターの仕事内容が分かったところで、サラリーマンとフリーランスそれぞれの働き方の平均年収を見ていきましょう。

サラリーマンとして働いた場合の年収は?

doda「平均年収ランキング(職種別の平均年収/生涯賃金)」によると、会社員として働いた場合のWEBディレクターの平均年収は442万円です。

国税庁の「令和元年分民間給与実態統計調査」によると、会社員の平均年収は436万円となっているため、WEBディレクターの給与水準は高めと言えるでしょう。

WEBディレクターの場合、年齢や業務内容よりも、所属する会社の規模によって年収が異なり、企業規模が大きい程年収が高くなる傾向にあります。

【年齢別平均年収】
年齢 WEBディレクター全職種平均
20代365万円348万円
30代462万円444万円
40代527万円510万円
50代542万円613万円
参考:doda「平均年収ランキング(職種別の平均年収/生涯賃金)

平均年収ランキングを年齢別で比較してみると、50代以上の全職種平均年収が613万円であるのに対し、WEBディレクターは平均542万円です。

この結果から、年齢による年収アップの幅はそれほど大きくないことが分かります。

フリーランスWEBディレクターの年収は?

フリーランスは、会社員のように毎月決まった給料を得られるわけではなく、案件報酬が自分の収入になります。

WEBディレクターの案件は月50万円~80万円程度が相場です。

これを年間に換算すると、フリーランスWEBディレクターの平均年収は、600万円~960万円程度と推測されます。

案件の難易度に比例して単価が高くなる傾向にあるため、当人の能力次第では高単価な案件を請け負うことも可能でしょう。

また、個々の単価が低くても複数の案件を同時に請け負うことで、高収入を狙う方法もあります。

複数の案件を担当すれば、1つ契約が切れても他の案件からの報酬があるため、高収入を狙いながら安定的に稼ぐことが可能です。

フリーランスWEBディレクターで、1,000万円以上稼いでいる人も珍しくありません。

WEBディレクターは評価されにくい?

ただWEBディレクターをやっているだけでは評価されない可能性も。
では、なぜWEBディレクターは評価されにくいのでしょうか。

「使いやすさ」など数値化しづらいものを扱っている

WEBディレクターは、WEBサイトの品質責任者であるため、サイトの見た目や使いやすさを考えてレイアウトや文字のフォント、導線などを決めています。

しかし、こうした「使いやすさ」は数値化しづらいですし、サイトによって目的やターゲットなど条件が異なるため、これまで制作したサイトと比較することもできません。

具体的な成果物がない

WEBディレクターは、デザイナーやエンジニア、ライターなど、様々な制作スタッフを取りまとめて、進捗管理や品質管理を行います。

多様な知識やマネジメント能力が必要ですし、業務内容も多岐に渡りますが、WEBディレクターの場合「コーディングを行った」「記事を書いた」のように、具体的な成果物はありません。

そのため、知識のない人には何をやっているのかが分からないため、評価されにくいのです。

事業インパクトが低い

クライアントが求める品質のサイトにするには、WEBディレクターの存在が欠かせません。

しかし、WEBディレクターの存在がどれだけ事業に影響を与えているのか、数値化して客観的に判断するのは困難です。

手掛けたサイトが日本一になったり、サイトがきっかけで劇的に売り上げを伸ばしたりといった事態は、ほぼ発生しないでしょう。

制作したサイトによって、多少状況が改善しても、それだけではなかなか評価してもらえないことも。

フリーランスWEBディレクターで稼ぐには

フリーランスWEBディレクターで稼ぐには、できる限り数字で見える部分に焦点を当てて、キャリアパスを考えていくことがポイントです。

課題解決力をつける

WEBディレクターは、クライアントの課題解決や要望に沿ったサイトを制作するのが仕事であり、アクシデントやトラブルはつきものです。

そのため、現状や課題を正確に認識した上で「どうしたら課題やクライアントの要望をクリアできるか」を様々な角度から検討し、ベストな方法を提案する必要があります。

結果を出せるWEBディレクターは市場価値が高いため、フリーランスとして活躍するには課題解決力を身につけることが重要です。

統計学やマーケティングの知識を身につける、多くの人に使ってもらえるサイトにする

WEBサイトを制作しても、誰にも利用されなければ意味がありません。

利益を生むサイトを制作するには、クライアントの事業内容や市場での強み・弱みといった、ビジネスへの理解は欠かせませんし、マーケティングや統計学の知識も必要です。

こうした知識を持っていれば、
  1. マーケティングの思考を用いてコンテンツの内容やデザインを検討する
  2. アクセス状況を分析してコンテンツを改善する
など、具体的な戦略が立てられるため、ターゲットへの訴求を高めることができます。

プロデュース能力を身につけ、プロジェクトマネージャーを目指す

WEB制作の現場において、WEBディレクターは“中間管理職”のような立場です。

簡単に言うと、WEBディレクターがサイト制作するために指揮を執るのに対し、プロジェクトマネージャーは全体の管理を行います。

開発予算の獲得や予算管理などを行うプロジェクトマネージャーは、WEBディレクターよりも上流階層のため、プロジェクトマネージャーになれば高額報酬が期待できるでしょう。

数値化できるスキルを磨いて年収アップ

インターネットの普及により、WEBディレクターの重要性は年々増しています。

一方で、WEBディレクターは業務内容が多岐に渡るため、何でも屋のような立ち位置になりやすく、仕事が集中しがちです。

幅広い仕事を柔軟に対応できるWEBディレクターは市場価値が高いため、しっかりと経験を積んでスキルを磨きましょう。

WEBディレクターの需要は高いため、頑張り次第で高額報酬を獲得することも可能です。