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フリーランスエンジニア年収を種類別に解説!

2021.04.07

エンジニアはフリーランスとして働く人が多い職種ですが、平均年収はいくらくらいなのでしょうか。

「会社員のエンジニアと比べて給与が高い」「フリーランスの方が稼げる」という話も多いため、フリーランスへの転身を考えている人もいらっしゃるでしょう。

そこでこの記事では、エンジニアの種類とそれぞれの平均年収についてまとめてみました。

また、フリーランスエンジニアが年収をアップさせる方法についてもご紹介いたしますので、是非ご覧ください。

エンジニアとは?エンジニアの種類と仕事内容

エンジニアと一口に言っても様々な種類があり、仕事内容や年収が異なります。
まずは、多様なエンジニアの種類について解説いたします。

システムエンジニアとは

システムエンジニアとは、システムの設計・開発・テストを行う仕事です。

クライアントが「どういったシステムを望んでいるのか」を把握し、それをどのように実現するのか、予算や要望に合わせた提案を行います。

プログラマーがプログラミングするための詳細設計を行い、システムが形になったら動作確認のテストも担当します。

プログラマー(コーダー)とは

プログラマーとは、システムエンジニアが設計したシステムを実現するために、プログラムを書いてシステムを作り上げる仕事です。

プログラミング言語は「Java」「PHP」「Objective-C」など様々な種類があり、システムや仕様によって用いる言語は異なります。

中には、複数の言語に対応できるプログラマーも。

設計書を基にプログラムを構築するにあたって、効率の良い方法を見つけたり、設計書の不備を見つけて動作するよう改善したりするスキルが必要です。

インフラエンジニアとは

電気・ガス・水道といった生活の基盤を意味する「インフラ」ですが、IT業界ではネットワークやサーバーといった、通信サービスの基盤を指します。

つまり、インフラエンジニアとは、通信サービスの基盤の設計・構築・保守運用を行う仕事です。

後述する
  1. ネットワークエンジニア⇒ネットワークの構築
  2. サーバーエンジニア⇒IT情報の受け渡し・保管など
を行う「サーバー」の設計・構築
も、インフラエンジニアに分類されます。

通信サービスに不具合が起きるとユーザーに不便が生じるため、急な障害が起きた際には迅速に復旧作業を行わなくてはなりません。

ネットワークエンジニアとは

ネットワークエンジニアとは、ネットワークの構築や保守管理を行う仕事です。

具体的には、
  1. ネットワークシステムの設計
  2. ルーター設置などによるネットワークの構築
  3. 不正アクセスの防止
  4. アクセス過多によるネットワークトラブルの防止
などを担当しています。

ネットワークの設計から構築、保守までを一人で担うことも多く、幅広い知識が必要となる仕事です。

システムエンジニアとネットワークエンジニアは、必要とされるスキルが似ているため、システムエンジニアからネットワークエンジニアに転向する人もいます。

サーバーエンジニアとは

サーバーエンジニアとは、情報通信のやり取りや保管を行うサーバーの構築や保守運用を行う仕事です。

運用に必要なサーバーの設計や配線作業、サーバーアプリケーションのインストール・設定などを行います。

サーバーの状態を良好に保つために、バックアップやサーバーの監視、セキュリティチェックといった作業も欠かせません。

サーバーエンジニアに必須の資格はありませんが、「LPIC」や「CCNA」などの資格を保有していれば、知識やスキルを客観的に証明できるため、有利に働くでしょう。

セールスエンジニアとは

セールスエンジニアとは、エンジニアのスキルを活かして営業活動を行う仕事です。

技術的な見地からクライアントにシステム導入の提案を行い、契約となった場合はシステム導入のサポートや保守点検、トラブル対応まで担当します。

専門知識のないクライアントにも分かるよう、説明するための知識や技術が必要です。

フリーランスの場合、セールスエンジニア一本でやっているという人はそれほど多くありません。

フロントエンジニアとは

フロントエンジニアとは、Webサイトでユーザーが目にする「フロントエンド」を作る仕事です。

ボタンの設置や色など、見た目の部分を開発担当しており、「HTML」「CSS」「PHP」といった言語を使用して、ユーザーの視点に立ったウェブサイトを完成させます。

スマートフォンやタブレットへの最適化も行うため、UI(ユーザーインターフェース)/UX(ユーザーエクスペリエンス)の知識が必要です。

マークアップエンジニアとは

マークアップエンジニアとは、Webサイト制作に関わる職種の一つで、SEOなどを考慮して使いやすいサイトを制作する仕事です。

「HTML」「CSS」といったマークアップ言語だけでなく、UIやUX、SEOに関する知識も求められます。

制御・組み込みエンジニアとは

組み込みエンジニアとは、家電製品などの機器にプログラムを組み込む仕事です。

後から修正することはできないため、あらゆる状況を想定して作成しなくてはなりません。

近年は、家電製品や自動車のOSにAndroidが採用されることが増えたため、Androidに関する知識を求められることも多いです。

フリーランスエンジニアの平均年収

会社員とフリーランスでエンジニアの平均年収を比較すると、全体的にフリーランスの方が高めです。
また、取り扱う言語によっても年収が異なります。

システムエンジニアの年収

厚生労働省の賃金構造基本統計調査によると、会社員システムエンジニアの平均年収は500万円~600万円程度です(企業規模によって異なる)。

日本人の平均年収が436万円なので、システムエンジニアは給与水準が高い職種と言えるでしょう。

一方、フリーランスの場合、案件単価によって収入が変わります。

一般的にシステムエンジニアの単価は50万円~90万円が多いため、年間に直すと平均年収は600万~1,080万程度です。

会社員よりもフリーランスの方が平均年収は高い傾向にあります。

フリーランスは、個人の能力によって収入が変わるため、技術を磨けば1,000万円以上稼ぐことも可能です。

プログラマーの年収

厚生労働省の賃金構造基本統計調査によると、会社員プログラマーの平均年収は390万円~545万円程度です(企業規模によって異なる)。

日本は年功序列制度を取り入れている企業が多いため、会社員の場合は所属年数が長くなるほど年収も高くなる傾向にあります。

フリーランスプログラマーの単価は50万円~80万円が多いため、平均年収は600万~960万程度と、こちらも会社員より高収入。

フリーランスの場合、習得しているプログラミング言語によって収入が異なります。
「Python」や「Swift」、「Node.js」といった需要の高い言語は、高単価の案件が多いです。

そのため、こうした需要の高い言語を中心に案件を獲得していけば、高額年収を稼ぐことも可能でしょう。

ただし、IT業界は日々進化・変化しているため、需要の高い言語は年々変わります。高額年収をキープするには、それなりの努力が必要です。

インフラエンジニアの年収

求人ボックスによると、会社員インフラエンジニアの平均年収は533万円です。

一方、フリーランスインフラエンジニアの単価は50万円~70万円が多いため、平均年収は600~840万円程度となります。

しかし、フリーランスは個人の能力や経験によって年収が大きく変わるため、300万円にも満たない人から1,000万円超を稼ぐ人まで、様々です。

ミドルウェアやツールに関する知識・経験を持っていれば、スキルが高いインフラエンジニアとして高年収を稼ぐことも可能でしょう。

フロントエンジニアの年収

求人ボックスの公表している会社員フロントエンジニアの平均年収は、600万円です。日本人の平均年収と比較しても、かなり高いことが分かります。

フリーランスフロントエンジニアの単価は、50万円~90万円程度が多いです。そのため、平均年収に換算すると、600万円~1080万円程度と推察されます。

プログラミング言語によっても差があり、「Python」「Swift」「Ruby」「Go言語」は案件単価が高いため、年収1,000万を超えることも珍しくありません。

こうした言語に比べると「COBOL」や「C言語」は単価の低い案件が多いため、相対的に年収も低くなります。

組み込みエンジニア

dodaの平均年収ランキングによると、「組み込み/制御設計」平均年収は474万円です。

一方、制御・組み込み系の案件単価は50万円~60万円程度であることから、フリーランス組み込みエンジニアの平均年収は、600万円~720万円程度と言えるでしょう。

組み込みエンジニアは「C言語系(C・C++)」や「アセンブラ」「Java」といった言語を利用しますが、アセンブラよりも汎用性の高い「C」の方が単価も高めです。

また、人工知能の開発で使われる「Python」を習得しておけば、年収1,000万円を稼ぐことも可能でしょう。

フリーランスエンジニアの年収をアップさせるには

エンジニアは、会社員よりもフリーランスの方が高年収な傾向にあることが分かりました。
では、フリーランスエンジニアが年収をアップさせるには、どうしたら良いのでしょうか。

稼ぎやすい言語を習得する

需要の高い言語や、需要があってもできる人の少ない言語は高単価の案件が多いため、年収アップを狙うなら、こうした言語を習得するが良いでしょう。

需要の高い言語
Java
ノウハウや実績が豊富なJavaは、セキュリティ面にも優れているため、大手企業でよく採用されています。

PHP
多くのWebシステムに取り入れられている需要の高い言語です。開発だけでなく、PHPで作られたシステム改善などの案件もあります。

JavaScript
使いやすさや操作のしやすさといった、ユーザー視点でのサイト作成が重要視されている近年、フロントエンド開発の言語である「JavaScript」は需要が高いです。

単価が高い言語
Python
人工知能開発で使われる言語です。
様々な分野でAIや機械学習が取り入れられていることから、今後は更に需要が増していくでしょう。

Swift
Apple開発したiOS・mac向けのアプリケーション開発言語です。歴史が浅いため、習得しているエンジニアはあまり多くありません。

アプリ開発を簡単にするために作られたため、シンプルな文法で初心者も理解しやすいです。

Go
Googleが開発した新しいプログラミング言語で、Webサービスの開発やサーバー構築にも使われています。

近年開発された言語なので、扱えるエンジニアはそれほど多くありません。また、Go言語もシンプルな構文のため、初心者でも分かりやすいです。

フリーランスになる前に実務経験を積んでおく

フリーランスの場合「どういった言語を習得しているか」も重要ですが、経験年数によっても案件獲得の難易度が変わってきます。

経験の浅いフリーランスは、実績が少ないですし「組織内で働けない理由があるのではないか」とクライアントに警戒されがちです。

会社員よりもフリーランスの方が高収入な傾向にありますが、早期の段階でフリーランスに転身してしまうと、案件獲得が難しくなります。

フリーランスは、会社員のように毎月安定的な収入を得られるわけではないため、案件が獲得できなければ収入を得られません。

3年~5年程度、企業で実務経験を積んでから独立するのが一般的です。

フリーランスエンジニアの年収は扱う言語や職種に左右される

エンジニアは、会社員よりもフリーランスの方が高収入な傾向にあります。

自由度の高いフリーランスに転身するエンジニアは年々増えていますが、扱う言語によって大きく収入が変わるため、習得する言語の選定が重要です。

汎用性の高い言語や複数の言語を習得しておけば、仕事の幅も広がるでしょう。

是非、この記事を参考に将来設計を立ててみてください。